流水プール(りゅうすいプール)とは、流れる水の抵抗を生かし効率よく水泳やエクササイズ、リハビリを可能にする機器のことである。特徴の一つとしては、ランニング用トレッドミルのように、一定の場所でターンをすることなく泳ぎ続けることが可能である。英語ではswimming machine(水泳マシン)またはcounter-current(逆流)やresistance(抵抗)式プールとも呼ばれる。通常は、一般の人の腕、脚を延ばした状態の約2倍の長さ、約1.5倍の幅の水槽から形成されるコンパクトなものが多い。水泳やエクササイズなどは、ジェット、プロペラ、またはパドルホイールなどの駆動装置によって作られる調節可能な水流に対抗して行われる。
1970年代に誕生したこのような「流水プール」は、当初は、圧力式ポンプ駆動のエアージェットにより流れを起こしていたが、かなりの乱流だったため水泳に相応しい環境ではなかった。1980年代には、これがプロペラやパドルホイール式駆動に引き継がれ、より滑らかな水流となった。現在は主に空圧式、高容水量式、そして既存プール用流水発生システムという3つのカテゴリーに分けることができる。
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