投擲
投擲(とうてき)とは、手を使って物を遠くへ投げること。投擲の擲の字が常用漢字表外字であることから「投てき」と表記されることもある。人を投げても投擲という。
ヒトは他の生物より際立って投擲が上手であり、先史時代から投擲によって狩猟や戦闘を行なっていた。現代人以外の絶滅人類も投擲を行なっていたと考えられており、道具の高度化と並行して、ヒトが狩猟・自衛能力を獲得するうえで重要な要素であったと考えられている。
有史以後も、投擲は主要な戦闘技術で在り続けた。現代でも兵士は手榴弾などを投擲する。
また、投擲の能力を競う投擲競技が陸上競技に含まれている。