尋常性痤瘡 - オンラインパズル

尋常性痤瘡

尋常性痤瘡(じんじょうせいざそう、英語: acne vulgaris)は、顔や背と胸に見られる炎症性皮膚疾患の一つ。単に痤瘡(ざそう、acne)、または面皰(めんぽう)ともいう。「痤瘡」は「ざ瘡」「座瘡」とも表記する。「尋常」は、普通にという意味。英語での語源となっているアクネ菌は、皮膚の常在菌である。

一般に特に青少年の顔面に生じるものをにきびと呼び、それ以外は吹き出物(ふきでもの)と呼ぶことが多い。「にきび」の語源は諸説ある。

ざ瘡は、医薬品を処方する際の便宜上、表在性皮膚感染症に分類されることが多いものの、感染症とする根拠はない。日本では90%以上の者が経験する。

治療では、1990年代以前は、抗生物質内服で炎症のあるにきびが治療対象だったが、2008年には日本でもレチノイド(ビタミンA誘導体)のアダパレンが承認され炎症前の治療が可能となり、抗生物質による耐性菌増加の懸念から代わりに過酸化ベンゾイルも用いられるようになった。

アメリカ合衆国の治療ガイドラインで、推奨度とエビデンスレベル共に最も高いのは、「抗生物質と過酸化ベンゾイル併用」もしくはアゼライン酸である。こうした薬剤は皮膚を乾燥させる傾向にあり、にきびの人に適した保湿剤が役立つ。ティーツリー配合ジェル、紅茶や緑茶成分の入った化粧水の有効性も報告されている。

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