ベイクドビーンズ(英: Baked beans)とは、インゲンマメを甘辛いソースで調理した料理である。名前のとおりオーブンで蒸し焼きにしたものもあるが、通常は名前に反して煮て作られる。英語の発音上は「ベイクト」ビーンズがより近いが、日本語ではしばしばベイクドポテトなどに見られるように過去分詞の無声音(t以外)の後の-edもドとされることがあり、この場合もその例にあたると考えられる。
缶詰として販売されるベイクドビーンズの多くは、ネイビービーンズまたはアリコ・ビーンズ(Haricot beans)と呼ばれる白インゲンマメから作られる。アイルランドとイギリスのベイクドビーンズにはトマトソースと砂糖が最も良く用いられる。アメリカ合衆国のボストンでは、ソルトポークと廃糖蜜から作るソースを用い、街自体が「ビーンタウン」と渾名されるほど人気がある。メイン州やケベック州のベイクドビーンズには、しばしばメープルシロップが用いられる。缶詰のベイクドビーンズは温めて食べたり、手軽なおやつとして缶から直接食べたりもする。
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