チッピング・カムデン - オンラインパズル

チッピング・カムデン

チッピング・カムデン(Chipping Campden)はイングランド・グロスターシャー州のコッツウォルズにある小さなマーケットタウン。ハイストリートには14世紀から17世紀のエレガントなテラスのある建物が未だに保存されており、その美しさから毎年多くの観光客を集めている。(チッピングは、古英語の cēpingから由来し、「市場」、「市の立つ場所」の意味である。同様の由来の地名には、チッピング・ノートン、チッピング・サドベリー、チッピング・ウェイコムがある。チッピング・ウェイコムは、現在ではハイ・ウェイコムの名に変わった。)

中世には羊毛取引の中心地として栄えたチッピング・カムデンは、裕福な羊毛商人たちの支援を受けて大いに栄えた。詳細は、羊毛教会( en:wool church)を参照のこと。今日では、パブやホテル、レストランで、コッツウォルズ観光の人気の町になっている。

ハイストリートには、コッツウォルズストーンの名で知られるこの地方の特産の蜂蜜色の石灰岩で造られた建物が並び、素晴らしいこの土地特有の建物が売りである。この通りの中程に立つのが、1627年に建てられた豪華なマーケットホールである。

その他の観光のポイントとしては、およそ1,500年頃のものとされる中世の祭壇や1,400年頃の司祭の祭服(コープ)のあるセント・ジェームズ教会、地元の裕福な羊毛商人だったサー・バプティスト・ヒックスと彼の家族の広大で贅沢な17世紀のモニュメントともいうべき、救貧院と羊毛仲買人ホールがある。教会の近くの裁判所の建物は、今日では近在の豊かなアーツ・アンド・クラフツ運動の輝かしい歴史を展示する博物館に成っている。(以下を参照のこと。)

ヒックスは、イングランド内戦 の最中に議会派の手に落ちることを恐れて、火をかけて焼失させられたキャムデンハウスの持ち主でも合った。今でもなおヒックス家の財産として残っているのは、二つのゲートハウス、二つのジャコバン様式のバンクェッティングハウス、これらはランドマーク・トラストによって復元されているが、それとレディ・ユリアナの門である。ヒックスの子孫は、その敷地に隣接したコートハウスに今も住んでいる。

また二つの有名で、しかも歴史的な庭園がある。一つは、ナショナル・トラストが所有し管理しているヒドコート・マナー・ガーデンで、もうひとつは個人の所有であるが、一般に公開されているキフツゲート・ガーデンである。

西に2マイルほど行くと、セイントベリーの近くのウェストンパークの敷地内には、城の土塁の跡と外壁が残っている。

この町は、1612年から自分たちのオリンピックゲームを開催してきた。2012年ロンドンオリンピックの際には、聖火リレーが2012年7月1日チッピング・カムデンの町を通過した。

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